対人恐怖症になる原因って?

対人恐怖症になる原因とは、一体何なのでしょう?

対人恐怖症になる原因は、人それぞれ違います。

一般的には、過去の対人関係での失敗がトラウマとなると言われています。

でも、同じ状況を体験したとしても、必ずしも対人恐怖症になるわけではなく、元々その人が持っている性格や生活環境、考え方などによっても変わってくるでしょう。

また、同じ家系に対人恐怖症の人がいると、対人恐怖症になりやすいとも言われており、遺伝的要因もあると考えられています。

昨今では、脳科学の分野の研究も進み、対人恐怖症などの不安神経症も、うつ病などと同じように、脳内物質のセロトニンが不足するとなりやすいということがわかってきました。

いずれにしても対人恐怖症は、精神的なものだけではなく、様々な要因がからみ合っているということがわかってきています。

家庭内での対人関係に対する躾や考え方、本人が元々持っている性格、過去の対人関係での失敗によるトラウマ、良くない生活習慣によるホルモンバランスや脳内物質の乱れ、遺伝的な要因。

これらが複雑にからみ合って起きる病気だということです。