対人恐怖症の心理治療ってどんなことをする?

対人恐怖症の心理治療では、どんなことが行われるのでしょう?

心理治療・心理療法には、いくつかのやり方があり、クリニックや心理士によってもその方法が違います。

一般的に多く行われている心理療法には、「認知行動療法」があります。

認知行動療法とは、色々なことを全て紙に書き出すことで、わかっているつもりでも理解できていない自分自身のことを理解し、思い込みを改善していくというものです。

例えば、対人恐怖症の原因となった事件について書いたり、自分が辛いと思う事象について書きます。

そして、それに対して、自分がどう思うか、自分は何をできたか、何ができなかったかなどについても書き込み、客観的に判断しようとすることで考え方を矯正していくのです。

また、治療を受けられるクリニックは限られていますが、森田療法や催眠療法も心理療法の一つです。

催眠療法では、催眠術によって恐怖心を薄れさせます。

森田療法は、「あるがままを受け入れる」というコンセプトのもとに、指定されたプログラムに沿った入院生活を送ることで、症状の改善を目指すという療法です。