パニック障害で過呼吸になったらどうしたらいい?

パニック障害で過呼吸になった時には、肺で呼吸するいつもの呼吸のやり方ではなく、お腹を意識して行う腹式呼吸を心がけて、大きく深呼吸をしてください。

腹式呼吸とは、息を吸った時に意識してお腹を膨らませて、お腹から息を吐き出す呼吸方法のことをいい、本格的に歌を歌う時やヨガなどでもよく用いられています。

過呼吸というのは、酸素を多く吸いすぎたために起こる症状です。

腹式呼吸でゆっくりとした深い呼吸を続けることで、症状を和らげることができます。

また、外出する際には、バッグの中に小さなビニール袋などを入れておくのもいいかもしれません。

過呼吸になると、必要以上の酸素を体内に取り込んでしまって、酸素分圧が上がってしまいます。

でも、逆に、二酸化炭素を体内に入れれば、簡単に言うと相殺することができるのです。

過呼吸が起こった際には、ビニール袋を口にあてて、深く呼吸してください。

そうすれば、自分の吐き出した二酸化炭素がビニール袋の中に充満しますよね。

それを呼吸によって取り入れることで、二酸化炭素が体内の酸素分圧を下げる働きをしてくれます。